老犬・老猫の宿泊について

老犬・老猫の宿泊について

 副店長が飼っていた愛猫は、1分前までリビングでくつろいでいたのに突然発作に襲われ、奇声を発し15秒後には亡くなりました。まだ7歳でした。


 ”ラクダ荘” のご近所にお住まいの方が飼っている15歳のご長寿犬は、過去に3度夜間搬送を経験しているとの事で、いずれも「前夜の晩御飯はいつも通り元気に完食し一緒に就寝した後、呼吸が荒くなり体温が急上昇し緊急搬送となった。」というお話を飼い主さんから直接お聞きしました。

老犬・老猫に関わらずお預りする全てのペットに言える事ではありますが、当店の過失(不注意)が無くても、お預かり中のペットには何が起こるかわかりません。

そして老犬・老猫の場合、その何かが起こる可能性が格段に上がります。

”ラクダ荘” のご近所の長寿犬に関しても、献身的な飼い主さんが毎日添い寝していたからこそ異変に気付き一命を取り留めたのであり “ラクダ荘” でお預りしていた時にそのような事態に陥っていたのなら、飼い主さんに「様子がおかしいです」という連絡をすることも出来ず亡くなっていたことでしょう。

ホテル規約にはその旨の記述をさせて頂いており、その規約にサインしていただいた上でご利用していただいてはおりますが、

「死に目には必ず会いたい」「長年連れ添ったのにペットホテルなんかで死なれてたまるか」っとお思いの方は、動物病院併設のペットホテルのご利用をお勧めいたします。

また当店は老犬・老猫介護ホームではなく、通常のペットホテルですので、お預りのペットの最低限の状態として

 食欲があり自分で食事ができる

 自力排泄ができる

 1ヶ月以内に体調不良による通院が無い

上記の条件を満たした上でのホテルのご利用をお願いしております。

2017年9月迄に、多くの老犬・老猫をお預りいたしました。  

”幸運にも” 今のところ全ての老犬・老猫を、お預かりした状態のままお引渡しすることができております。

しかし、いずれ必ず来る緊急時に当店で出来ることは限られておりますので、ホテル規約(特に最後の項目)にご納得いただいた上でのご予約をお願いします。

 

 もうダメかと思いビデオ撮影

以前15歳のおばあちゃん犬を預かった際、宿泊初日2日目とバクバクご飯をたべていたのに、3日目にピタリと食べなくなり、水も全く飲まなくなり、横たわって震えだしました。

『ついに当店で来るべき時が来てしまったか…』と思い、立ち会えない飼い主様にもせめて最後のお姿は見ていただかなければ、ということで動画まで撮影し、飼い主さんに電話したところ…

「いやぁ~昔から、ホテルに泊まると食べなかったり、震えたりするんですよ~、いつもの事です。わっはっはー」

っと話してくれ、5日目には何事もなかったかのように、再びバクバク食べ始めたっていう事はありました。

初日2日目に食べない飲まないワンちゃんはたくさんいるんですが、このおばあちゃん犬は目鼻耳が、かなり弱っていたので初日2日目はホテルに預けられていることにすら気付いてなかったんでしょうかね(笑)

3日目にして初めて、

「∑(*゚д゚*)ハッ!!ここは一体どこなんだ?」→ 食欲萎え~

という感じだったのでしょうか。

上述した全ての事をきちんとお伝えしておかなければと思い「老犬・老猫の宿泊について」を作成いたしました。

店長 渡辺 めぐみ